16日、米ネバダ州ラスベガスのスーパーで鼻をこするバイデン大統領(ロイター=共同)
【ワシントン共同】米民主党のハインリック上院議員やロフグレン下院議員らは19日、バイデン大統領に11月の大統領選から撤退するよう求めた。CNNテレビによると、公然と撤退を求めた同党議員は上下両院を合わせると計32人となった。数日内に撤退を決断する可能性があるとの観測が党内で強まり、包囲網は着実に狭まっている。 NBCテレビはバイデン氏が撤退を決断した場合、どのように表明するのが最善かについて、バイデン氏の家族が話し合っていると報じた。大統領選や50年以上に及ぶバイデン氏の功績への影響を考慮しているという。 一方、バイデン氏は19日に発表した声明で「選挙戦を来週再開するのを楽しみにしている」と表明し、選挙戦を続行する意向を示した。民主党が一丸となり、共和党候補のトランプ前大統領に勝利すると強調した。 ホワイトハウスは19日、新型コロナウイルスに感染したバイデン氏はかすれ声やせきなどの症状が続いているものの、回復傾向にあるとの医師の診断結果を発表した。地元で職務を続けている。
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