アメリカ・フロリダ州で14日、サッカー会場でファンが暴動を起こす瞬間をカメラがとらえた。
南米選手権の決勝戦・アルゼンチン対コロンビア戦を見ようと、チケットを持たない数千人のファンが集まり、行動を起こしたという。
この暴動で、20人以上が逮捕されたという。

見たい!集まるアツイ群衆たち

アメリカ・フロリダ州で14日、男性が「助けてくれ!」と叫びながら、警備員に取り押さえられ、また別の男性も拘束される様子をカメラがとらえた。

金網に押し寄せる群衆
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集まった群衆が金網に押し寄せ、その様子はまるで脱獄しようとする囚人たちの“暴動”のようだ。

群衆をよく見ると、白と水色のストライプや黄色のユニフォームを着ている。
実は彼らは、熱狂的なサッカーファンだった。

アルゼンチン対コロンビア戦となった南米選手権決勝

この日行われていたのは、南米選手権の決勝戦となったアルゼンチン対コロンビア戦。
試合を観戦しようと、多くのファンがスタジアムに訪れていた。

しかし、チケットを持たない数千人のファンが押し寄せたため、係員が入場禁止の“レッドカード”を突きつけたのだ。

壁や換気口から侵入!?

ファンたちは「ここまで来て帰れるか」と、とんでもない作戦に打って出る。
なんと高さ3メートルはあろうかという壁を、“柵をはしご代わり”にして、よじ登っていたのだ。

壁を“柵をはしご代わり”にしてよじ登っていたファン

ところが警備員に見つかってしまい、ファンたちはあっさり退散。

このまま、“はしごを外された”ことで諦めるかと思われたが、ここで諦めないのが南米のサッカーファン。

換気口から潜り込むファンたち

次は、換気口を伝って会場内に潜り込もうとしていた。
その光景を見つめていた1人の男性は、「換気口を進むのか!?マジかよ!?」と驚いた様子だ。

会場に入るために、ファンたちは肩を貸して持ち上げるなど、連携プレーを見せていた。
その熱すぎる“サッカー愛”で見事、「脱獄」ならぬ「潜入」作戦は成功かと思われた。

しかし、海外メディアによると、この騒ぎで、50人以上に退去命令が出され、20人以上のファンが逮捕されたという。

さらに、コロンビア・サッカー連盟の会長と、その息子が警備員と争ったため、逮捕されたと伝えられている。
(「イット!」 7月16日放送より)

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