【ワシントン、ニューヨーク共同】米民主党のバイデン大統領による21日の大統領選撤退表明は突然で、全米に衝撃が走った。「動揺したが、ほっとした」「ばかげている」。バイデン氏の決断に理解を示し、これまでの功績に感謝の意を示す人がいた一方、土壇場になって身を引くことに批判の声も上がった。  ホワイトハウス前で「ありがとうジョー」とのメッセージを記した小さな紙を掲げていたデザイナーで50代のアンジェラ・ディーンさん。「どうなるかと気をもんでいたので安堵した」といい「これで民主党は前に進める。国のための決断だ」と語った。  ニューヨークでは、人権活動家サンディ・ミスローさんが(52)「複雑な気持ちだ」と吐露。「バイデン氏は国に尽くしてきた。悲しいが、高齢であることは隠せず、もし撤退しなければ民主党は終わっていた」と話し、バイデン氏が後継候補として支持したハリス副大統領に期待した。


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