トルコの地下鉄で7月1日、いつものように動いていたエスカレーターが突然逆走し、人々が折り重なるように倒れ込む事故が発生した。
現場は一時、パニックになったという。
この事故で、11人が負傷している。
エスカレーター逆走…倒れ込む人々
トルコで1日、地下鉄の駅で大勢が利用するエスカレーターが突然逆走し、現場が一瞬でパニックに包まれる瞬間をカメラがとらえていた。
この記事の画像(11枚)いつものように上に進んでいたエスカレーターが突然、動きが止まったかと思いきや、そのまま下に向かい始めたのだ。
乗っていた人たちは一斉に倒れ込み、手すりにつかまって、なんとか上に上がろうとするものの、勢いには逆らえず、折り重なるように落ちてしまう。
これから乗ろうとしていた人たちは、後ずさりして距離を取る姿も見受けられる。
また、隣のエスカレーターに乗っていた女性は、異変に気づくと、下っていたエスカレーターを逆に走って上り始める。
結局、“逆走エスカレーター”が停止したのは約10秒後だった。
現場では、床に折り重なるように倒れ込む人々であふれかえった。
地元のメディアによると、この事故で11人がけがをしたという。
原因は“機器のメンテ不足”
専門家による調査では、事故はエスカレーターのステップを動かす歯車が摩耗によって隙間を生み、空回り状態になったことが原因だという。
ステップが動かなくなったところに乗客の重さなどがかかり、上に上がるはずのエスカレーターが下に向かってしまったとみられている。
さらに専門家は、“点検不足”の可能性も示唆した。
トルコでは年に1回の点検が義務づけられているが、月に1回は必要だと指摘している。
(「イット!」 7月16日放送より)
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