イスラエル軍は22日も、ガザ地区南部のラファなどで空爆や地上部隊による作戦を行っています。
また、南部ハンユニスの避難場所に指定してきた地域からイスラム主義組織ハマスがロケット弾による攻撃を続けているとして、22日、避難場所の範囲を縮小して住民に移動するよう通告しました。
パレスチナのメディアは、この通告の直後にイスラエル軍がこの地域への爆撃を始め、少なくとも27人が死亡したと伝えています。
地元の保健当局によりますと、ガザ地区の死者はこれまでに3万8983人にのぼるということです。
こうした中、イスラエルのネタニヤフ首相は、一連の衝突が始まって以降、初めてアメリカを訪れるため、22日午前ワシントンに向けて出発し、23日にはバイデン大統領と会談する予定です。
バイデン政権はこれまでイスラエルに対して武器を提供するなどの支援を行う一方、ガザ地区での早期の停戦を目指してきましたが、大統領選挙からの撤退を表明したバイデン大統領がネタニヤフ首相への働きかけを強めることができるのか、不透明な情勢です。
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