デラウェア州に開設されたハリス陣営の選挙事務所=Erin Schaff/The New York Times via AP, Pool

【ワシントン=芦塚智子】11月の米大統領選に向け、出馬を断念した民主党のバイデン大統領が後継候補に推すハリス副大統領の陣営は22日、立候補表明から24時間で8100万ドル(約127億円)の政治献金を集めたと発表した。同陣営は大統領候補による1日の集金額としては史上最高だとしている。

バイデン氏は21日に大統領選から撤退し、ハリス氏の党候補指名を支持すると発表。ハリス氏は同日に大統領選への立候補を表明した。

陣営によると、集金額は選挙対策委員会や民主党全国委員会などが集めた献金の総額。約89万人の「草の根の献金者」が献金し、その60%が今回の大統領選で初めての献金だった。また4万3000人が新たに定期的な献金を約束したという。

ハリス氏は、副大統領候補としてバイデン氏と共有してきた選対委員会の選挙資金を21日に引き継いでいる。

今回の大統領選では、共和党のトランプ前大統領の陣営が4月に南部フロリダ州で開催した資金集め集会で5050万ドルを集金。バイデン氏が6月に俳優のジョージ・クルーニー氏ら主催の西部カリフォルニア州ロサンゼルスでのイベントで2800万ドルを集めている。

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