インタビューに応じるアミ・ベラ米下院議員(共同)
【ワシントン共同】米下院外交委員会のインド太平洋小委員会で筆頭委員を務めるアミ・ベラ議員(民主党)は9日、共同通信のインタビューに応じ、中国による経済的・軍事的な威圧に対抗するためには「多国間のパートナーシップが重要だ」と述べた。訪米した岸田文雄首相が日米同盟強化だけでなく、韓国やフィリピンとの連携も広げていることを歓迎した。 岸田氏は10日にバイデン米大統領と会談。11日にはフィリピンのマルコス大統領を交えて初の3カ国首脳会談に臨むほか、米議会で演説する。ベラ氏は「日本は強くなっている」と評価。岸田氏の議会演説は、変化する世界情勢に日本がどう対応するかというビジョンを示す好機だとの考えを示した。 日米比首脳の初会談について「中国は挑発だと受け止めるだろうが、3カ国が平和と繁栄を維持するために緊密に協力するというメッセージだ」と語った。 トランプ前大統領が大統領選で返り咲いた場合、米国第一主義に逆戻りするとの懸念の声がある。ベラ氏は「立法府としても多国間の関係を築くべきだ」と指摘した。
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