中国・四川省で、大勢の観光客の中で、野生のサルが男の子を崖から突き落とす瞬間が目撃されました。

階段の真ん中を陣取る1匹のサルが次の瞬間、突然、猛ダッシュして男の子につかみかかり、そのまま突き落としました。

映像を見ると、サルが走り出す前、階段の上からもう1匹が降りてきて、先に男の子のほうへ向かっているのが確認できます。

なぜ、サルは男の子を襲ったのでしょうか。

地元のメディアは、「サルは男の子が持っていた食べ物を奪おうとしてつかみかかったようだ」と伝えています。

サルに体当たりされた男の子はその後、自力で立ち上がりその場から離れました。

ここは、「西遊記」で金閣と銀閣が孫悟空を閉じ込めようとした峨眉山です。
人気の観光スポットとなっている公園ですが、ここ最近、サルが狂暴化し、観光客に襲いかかることが増えているといいます。

一斉に子どもにつかみかかる3匹のサルを男性が棒を使って追い払う場面や、子供が背負っているリュックの中をあさったり、観光客の飲み物を奪い去ったりとやりたい放題です。

人間も反撃に出たいところですが、中国では、野生動物保護法などの法律によって全てのサルが保護の対象になっているため、凶暴なサルに手出しできなくなっているのです。

公園は、サルに遭遇した場合は叫んだりせず、管理員に助けを求めるよう呼びかけています。

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