テスラは23日、ことし4月から先月までの3か月間の決算を発表しました。
それによりますと、EVの販売による収入は減少したものの、発電や蓄電の事業の収入が大幅に伸びたことなどから売り上げは前の年の同じ時期と比べて2%増加して255億ドル、日本円でおよそ3兆9600億円でした。
一方、最終的な利益は前の年の同じ時期と比べて45%減少して14億7800万ドル、日本円でおよそ2300億円と大幅な減益となりました。
会社の最終的な利益が3か月ごとの決算で減益となるのは2期連続です。
中国のEV最大手BYDなどとの競争が激しくなっていることに加えて、アメリカなどでEV需要の伸びが鈍っていることを背景にこの時期の世界での新車販売台数が前の年の同じ時期を下回ったほか、会社の「稼ぐ力」を示す営業利益率もEVの値下げの影響などで前の年の同じ時期の9.6%から6.3%まで低下したことが主な要因です。
また、イーロン・マスクCEOは決算説明会で、ロボタクシーと呼ばれる自動運転タクシー事業について、当初、SNSへの投稿で来月としていた発表時期をことし10月に延期すると明らかにしました。
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