集会で演説するハリス米副大統領=23日(AP=共同)

 【ミルウォーキー共同】ハリス米副大統領(59)は23日、大統領選で民主党の候補指名を確実にした後初めての集会を激戦州の中西部ウィスコンシン州ミルウォーキー近郊で開いた。国民に混乱と恐怖をもたらした共和党のトランプ前大統領(78)が復権すれば、米国が「後退する」と危機感を示した。民主党の結束を固めて打倒すると訴えた。  バイデン大統領(81)の撤退で生じた動揺の解消と挙党態勢の構築を急ぐ。副大統領候補選びも進める。集会で演説したハリス氏は、自身が民主党大統領候補の指名獲得に必要な過半数の代議員からの支持を確保したと強調し、笑顔を見せた。  トランプ氏が不倫口止めに絡む事件で有罪評決を受けたことを批判。人工妊娠中絶規制も推進していると非難し「生殖の自由を取り戻す法案を議会が可決すれば、私が大統領として署名する」と述べた。  「自由と法の支配がある国に暮らしたいか、それとも混乱と恐怖、憎悪の国に暮らしたいか」と問いかけ、国民の自由と未来のために戦っているのは民主党だと強調し、投票を呼びかけた。


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