【ベルリン共同】ドイツのショルツ首相は24日の記者会見で、来年秋に予定されている連邦議会(下院)選挙に、所属する中道左派、社会民主党(SPD)の首相候補として出馬したいと表明した。世論調査ではショルツ氏やSPDの支持率は低迷し、最大野党の保守、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が首位を走っている。  首相候補は党の顔として選挙を戦い、勝利した場合に首相となる。SPDは次の選挙の首相候補をまだ決めていない。  公共放送ZDFが12日に公表した世論調査結果では、ショルツ氏に満足しているのは33%で、不満は61%に上った。政党の支持率ではCDU・CSUが32%で、難民排斥を掲げる右派政党「ドイツのための選択肢(AfD)」が17%、SPDは14%となっている。  11月の米大統領選に関しショルツ氏は、民主党のハリス副大統領が勝利する可能性は「非常に高い」と期待した。ハリス氏について「有能で経験豊富な政治家であり、自国の役割や私たちが直面している課題に対し明確な考えを持っている」と評価した。


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