25日は寝不足の人も多いかもしれません。
日本時間の27日未明に開幕するパリオリンピック。
開会式を前にサッカー、そして7人制ラグビーの予選が始まりました。
男子7人制ラグビーには、鹿児島市出身の松本純弥選手も出場し、鹿児島からも恩師たちがエールを送りました。
開会式に先立って始まったパリオリンピックの男子7人制ラグビー。
日本時間の25日午前1時、赤いジャージの日本は予選プール初戦で東京オリンピック銀メダルの強豪・ニュージーランドと対戦しました。
鹿児島市出身の松本選手はベンチスタートとなりましたが、鹿児島市のスポーツバーには、松本選手が小学2年から中学3年まで所属したラグビーチーム「Kagoshima ALL BLACKS」の監督やコーチが集まり、エールを送りました。
松本選手の小中学時代の恩師・東隆弘さん
「(松本選手は)小学生の時は突出して俊敏でキレのある動きで抜けた選手だった。どきどきとわくわくと純弥が出て頑張ってくれたら」
前後半7分で行われる試合、日本は開始早々ニュージーランドにトライを決められてしまいます。
それでも前半3分、日本は前のスペースに蹴り出したボールからトライを決めて同点に追いつきます。
その後は、ニュージーランドのフィジカルの強さとスピードに苦しみ、前半を7対26と大きくリードを許して終えます。
エンドが変わった後半、途中から背番号4番の松本選手が出場します。
「純弥出てる!4番!純弥!」
4分、松本選手がボールを運びパスから縦に仕掛けていきますが、ニュージーランドのディフェンスを前に得点へはつながりません。
そして、試合終了間際、松本選手にパスが渡ると一気に駆け上がり2人を振り払って走ります。
そして前へのキックから...トライ!
東隆弘さん
「純弥 すげー!」
松本選手のプレーからトライが生まれます。
12対40で敗れはしましたが、オリンピックの舞台に立った松本選手に、会場からは温かい拍手が送られました。
「ナイスゲーム!拍手」
東隆弘さん
「試合は負けましたけど、改めてこの舞台に松本純弥が出ているということが感無量。松本純弥君がこういう舞台に出ていることが今の子どもたちにも夢・目標を与えてくれるので、ありがたいなと感謝の気持ち」
男子7人制ラグビーの予選プールですが、日本は強豪ぞろいのプールAに入っています。
日本は第2戦でアイルランドに敗れ連敗。
現在グループ最下位となっています。
上位2チームに入れば準々決勝に進出、3位でも得失点差などで準々決勝に進める可能性はあります。
日本の予選最後の試合は日本時間の今夜11時から南アフリカと対戦します。
この試合に敗れてしまうと、予選敗退が決まってしまいますので、鹿児島から松本選手にエールを送りたいと思います。
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