イスラエル軍は、25日もガザ地区への攻撃を続け、南部ハンユニスでは、ここ数日で数十人のハマスの戦闘員を殺害したなどと発表しました。
こうした中、アメリカの首都ワシントンを訪問しているイスラエルのネタニヤフ首相は、バイデン大統領と25日に会談を行う予定です。
選挙戦からの撤退を表明したバイデン大統領は、24日の国民向けの演説でも「すべての人質を帰還させ、中東に平和と安全をもたらし、ガザでの戦争を終わらせるために働き続ける」と述べていて、停戦と人質解放に向けた交渉の合意に向けて、ネタニヤフ首相に働きかけるとみられます。
バイデン政権の高官も記者団に対し、交渉が重要な局面を迎えているとの認識を示したうえで、「会談では、残された隔たりをいかに埋めるかについて話し合うことになるだろう。われわれはエジプトなどと連携し、交渉を前進させるよう努める」と述べ、仲介国と協力しながら交渉を前に進めていきたい考えを強調しました。
ただ、イスラエルメディアは「ハマスの立場との隔たりは依然として大きい」とするイスラエル側の当局者の話も伝えていて、今回の会談を交渉の進展につなげることができるかが焦点です。
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