【ワシントン共同】11月の米大統領選で民主党の候補指名を確実にしたハリス副大統領(59)は25日、南部テキサス州での教職員労働組合の集会で演説した。「組合が強くなれば米国も強くなる」と述べ、撤退したバイデン大統領(81)を支えてきた労組票の継承を図った。 演説後、ハリス氏は記者団に対し、共和党候補のトランプ前大統領(78)と「討論する用意はある」と表明。有権者は対照的な世界観を「目の当たりにする」と述べた。両氏による討論会の開催が実現するかどうか注目されている。 ハリス氏は演説で、24日に国民に向けて世代交代が最善の道だと説明したバイデン氏について「本物の指導力とは何かを示した。感動的だった」と語った。中間層の生活向上に注力することが米国全体の成長につながると訴え、労組を重視したバイデン氏の路線を引き継ぐ姿勢を示した。 共和党が社会保障の削減や性的少数者の権利制限を図っていると批判。人工妊娠中絶の権利を守る必要性に触れ「私たちは最も基本的な自由のために闘っている」と強調した。
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