【キーウ共同】ウクライナ軍参謀本部は29日、ロシア西部クルスク州にある複数の変電所を攻撃し、4カ所で爆発が起きたと発表した。周辺で停電が起きた。ウクライナに展開するロシア軍に軍需物資を輸送する鉄道の関連施設だとしている。  参謀本部は「ウクライナに対する戦争の遂行を支える施設は、わが軍の正当な標的になる」と主張し、今後も攻撃を続けると警告した。  ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、東部ハリコフ州北部のボウチャンスク方面にある特殊作戦部隊の拠点を視察した。ロシア軍は5月、ロシア国境に接するハリコフ州北部に地上部隊を投入し、ウクライナ側は反撃を続けている。  ゼレンスキー氏は29日の声明で、ハリコフ州などの防空態勢を強化するため、防空システムの適正な配置などについて軍高官と協議したと明らかにした。  東部ドネツク州トレツクなどで29日、ロシア軍の攻撃があり、州知事によると、少なくとも4人が死亡して3人が負傷した。


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