ガザ地区でイスラエルと戦闘を続けるハマスのハニーヤ最高幹部が先月31日、訪問先のイランで殺害されたことを受け、イランの最高指導者ハメネイ師はイスラエルが攻撃したとして報復を行う考えを示しています。
2日にはハニーヤ最高幹部の葬儀が活動の拠点だったカタールで行われ、参列者からはイスラエルへの報復を求める声があがっていました。
また、ハマスに連帯を示すレバノンのイスラム教シーア派組織、ヒズボラもイスラエルの空爆で幹部が殺害されたことを受けて報復する構えを示していて、2日もイスラエル軍との間で攻撃の応酬が続き、中東で緊張が続いています。
こうした中、ドイツのルフトハンザ航空はイスラエル最大の商業都市、テルアビブに向かう航空便の運航を、今月8日まで見合わせるなどとしていて、イスラエルのメディアは、航空便の欠航を発表した会社は10社にのぼっていると伝えています。
一方、去年10月にガザ地区でイスラエルとハマスの戦闘が始まってから300日以上がたちましたが、イスラエル軍による激しい攻撃が続いていて、2日には南部ハンユニスで集合住宅が空爆されて4人が死亡したと地元メディアが伝えています。
地元の保健当局はこれまでに3万9480人が死亡したとしていて、犠牲者が増え続けています。
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