オリンピックも後半戦、陸上競技も注目されます。
7日、宮司愛海キャスターが男子800メートル予選を取材しました。

予選に出場していた、パレスチナのムハンマド・ドウェダル選手。
ムハンマド選手は、男子800メートルに出場した選手の中では世界ランク1830位で最下位。
しかし予選では、1位と10秒以上の差がつく中、最後まで諦めずに走りきる姿に会場内から温かい拍手が送られていました。

そして予選後、ムハンマド選手に話を聞くことができました。
ムハンマド選手は「望むことは達成できる。だから未来の選手には練習を続けるよう伝えている」と話し、またすぐオリンピックの舞台に帰ってきたいと言っていました。

印象的だったのが、「イスラエル」や「戦争」といった言葉がなかったこと。
純粋に競技者としてオリンピックに来て、戦いたいと思っているんだということが伝わってきました。

今大会の取材を通し、オリンピックの意義が揺れ動く中で、パレスチナ選手やウクライナ人選手など、いわば当事者である選手たちがオリンピックに対して希望を持てているという事こそがオリンピックの存在している意味なのではないかと宮司キャスターは語りました。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。