アメリカが主導する「アルテミス計画」で、日本人宇宙飛行士の2人が月面着陸に参加することが正式に決まった。

日本とNASAが9日に交わした合意文書では、日本人宇宙飛行士が2回にわたり月面着陸する機会が提供されることが決まった。
アメリカが月面着陸で合意した国は、日本が初めて。

日本人が初めて月に降り立つ目標は2028年だという。

「アルテミス計画」は、アメリカが主導で進めている国際プロジェクトで、月面探査や月面基地の建設などを目指すもの。
月の周りの軌道上に新たな宇宙ステーション「ゲートウェイ」を作り、これらを拠点に、将来的には火星への有人探査の実現も目指している。

ーー どうして日本人が月に行くことになった?

実は、日本はミッションの周辺事業に技術面などで大きく貢献している。

例えば、月面探査のための人を乗せて走ることができる車は、トヨタとJAXAなどが共同で開発している。
こうした貢献が考慮されて、今回、日本人が月に上陸することができるようになったという。

ーー 本人2人ということだが、誰が行く?

選考はこれからで、なおかつ選考方法も決まっていないというが、候補となっているのが7人の宇宙飛行士、古川聡氏(60)、星出彰彦氏(55)、油井亀美也氏(54)、大西卓哉氏(48)、金井宣茂氏(47)、諏訪理氏(47)、米田あゆ氏(29)。

2023年に試験に合格し、現在、宇宙飛行士候補の諏訪さん、米田さんも日本人で初めて月面に着陸する可能性があるということで、決まるのはこれからという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。