ボーイングが開発した新型宇宙船「スターライナー」の地球への帰還が大幅に遅れている問題で、乗っていた宇宙飛行士2人の帰還がさらにずれ込み、2025年2月になる可能性が出てきました。
ボーイングの宇宙船「スターライナー」は2024年6月5日にNASA=アメリカ航空宇宙局の宇宙飛行士2人を乗せて打ち上げられ、9日後の14日に帰還する予定でした。
しかし、ヘリウム漏れや推進装置の不具合などが発生したため、2人の宇宙飛行士は2カ月以上たった現在もISS=国際宇宙ステーションに滞在したままです。
NASAは7日、会見で、2人を帰還させるため様々な選択肢を検討していて、その一つとして「スターライナー」を無人で地球に戻し、9月以降ISSに向かうスペースXの宇宙船「クルードラゴン」で帰還させる計画が持ち上がっていると明らかにしました。
ボーイングは8月2日に、「クルーとともにスターライナーを安全に帰還させる強い自信がある」との声明を発表しましたが、NASAは早ければ来週にも方針を決定する予定です。
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