ロシアで開催されている軍事フォーラムに、北朝鮮のミサイル開発の「立役者」とされる、朝鮮労働党の幹部が出席したことが確認されました。

アメリカ政府系メディア「ラジオ自由アジア」は、ロシアのモスクワで今月14日まで開かれている国際軍事技術フォーラムに、北朝鮮の兵器開発を統括する、朝鮮労働党軍需工業部のキム・ジョンシク副部長が出席したと伝えました。

キム副部長は国連安保理の制裁対象となっていて、国連加盟国であるロシアへの入国は、本来禁止されていますが、ロシアはこれを違反した形です。

キム副部長は北朝鮮のミサイル開発の「立役者」とされていて2023年12月に、固体燃料式の大陸間弾道ミサイル「火星18型」の発射訓練が行われた際、現地で視察した金正恩総書記や娘のすぐ近くで、笑顔を見せる姿が公開されました。

韓国の聯合ニュースは、キム副部長がロシア側と大陸間弾道ミサイルなどの兵器開発について、意見を交わす可能性があると伝えていて、ロシアと北朝鮮の軍事的な協力が、一層深まることが懸念されています。

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