中国にある世界有数の貨物取扱量を誇る巨大ターミナルで、停泊中の船の貨物が爆発を起こした。煙は高く立ち上り、約4km離れた場所にいた撮影者にも衝撃波が伝わる様子が見られた。貨物船はリチウム電池や危険物が積まれており、コンテナの温度上昇で発火、爆発が起きたとみられている。
貨物が突然大爆発…爆炎に包まれる
中国・浙江省で9日午後1時50分頃、コンテナターミナルの監視カメラが、停泊中の貨物船の荷物が爆発する瞬間を捉えた。
この記事の画像(11枚)黒い煙と舞い散る破片が、瞬く間に画面全体に広がっていく。その爆発の大きさは港から離れた住宅街でも確認できるほどだった。
住宅街にいた人は、「わーっ!爆発だ!何が爆発したの?」とつぶやきながら、爆発を興奮気味に撮影していた。約4km離れた場所でも衝撃波が伝わったのか、撮影者は思わずカメラを傾けている。
爆発したのはリチウム電池含む貨物
爆発が起きた場所は、世界でも有数の貨物取扱量を誇る寧波舟山(ねいはしゅうざん)港の巨大ターミナルだ。
爆発したのは、上海から中東に向け停泊中だった船に積まれた貨物だ。現地メディアによると、中にはリチウム電池や危険物が積まれていたとみられている。
住宅街から撮影していた住民は爆発の発生源を理解すると、「港方面だから、ヤバい!」「貨物とか爆発したの?」と心配そうに見つめていた。
また、別のところでは、「大変なことだ!爆発が起こった!」と叫ぶ人が港の様子を撮影する映像も残っている。
危険物が爆発した原因は、港で積み替え中だったコンテナの電源が差し込まれておらず、温度上昇で発火し、爆発が起きたとみられている。幸い、死傷者は出ていないという。
(「イット!」 8月15日放送より)
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