大統領選について現職勝利を認定したベネズエラの最高裁=22日、カラカス(AP=共同)

 【サンパウロ共同】ベネズエラの最高裁は22日、7月の大統領選で現職マドゥロ氏が勝利したと認定した。裁判所は独裁色を強めるマドゥロ政権の影響下にある。野党側は独自集計の結果、野党候補ゴンサレス氏が当選したと反発している。  政権寄りの選挙管理当局が、詳細な開票情報を公表せずにマドゥロ氏の勝利を発表していた。票が不正集計された疑いが浮上し、日米欧の先進7カ国(G7)は透明性のある情報の公表を要求している。  ゴンサレス氏は22日、X(旧ツイッター)で「裁判所が不公平だということは皆が知っている」と批判した。  選挙後は反政府デモが続き、少なくとも23人が死亡し、2千人以上が拘束された。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。