フィナンシャル・タイムズは、23日までに、台湾の林佳龍外交部長と、呉※ショウ燮国家安全会議秘書長が、今週、アメリカを秘密裏に訪れていると、複数の関係者の話として伝えました。
2人はアメリカ政府の高官と会談するということですが、誰と会うのかや具体的な時間や場所は明らかにされていないとしています。
この報道について、台湾外交部とアメリカ国務省は、NHKの取材に対し、いずれも「コメントしない」としています。
呉秘書長は外交部長を務めていた去年2月にもアメリカを訪れていて、台湾とアメリカの間では非公開の高官協議が行われてきたとされています。
ことし5月に頼清徳総統が就任してから、外交・安保を担当する台湾の高官のアメリカ訪問が伝えられたのは初めてで、頼政権に対し軍事面などで圧力を強める中国が強く反発する可能性があります。
※ショウは「かねへん」に「りっとう」
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