【ソウル=木下大資】北朝鮮メディアは26日、国防科学院の無人機研究所が開発した無人機(ドローン)の性能試験が24日に行われたと伝えた。金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記が視察した。無人機が韓国軍の戦車を模したような標的を目がけて飛行し、体当たりして破壊する写真も掲載した。韓国政府によると、北朝鮮が自爆型ドローンを公開するのは初めて。  試験では、無人機は設定された航路に沿って飛び、標的を識別して打撃したという。正恩氏は、世界の軍事技術の流れから「さまざまな無人機を開発して性能を高めることは、戦争準備に重要だ。より多く生産しなければならない」と指示した。  公開された写真の無人機は2種類あり、韓国の専門家はロシア製やイスラエル製の無人機に似ていると指摘。昨年9月に正恩氏がプーチン大統領と会談するためロシアを訪問した際、ロシア側が攻撃用ドローン5機を贈ったと報じられたことがある。韓国軍関係者は「そのような無人機を改良した可能性も念頭に分析する」と話した。 

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