中国で燃料を輸送したタンクローリーがタンク内を洗浄せずに食用油を運んでいたと報じられた問題で、中国政府は違法行為を認定し、運送会社など関係者の刑事責任を追及することなどを明らかにしました。
この問題は、北京の中国紙「新京報」が先月、石炭から精製された燃料を運んだタンクローリーが、河北省と天津市でタンク内を洗浄せずに食用油を輸送する不正行為が常態化していると報じたものです。
国営メディアによりますと、食品当局や公安部などによる合同調査チームが25日夜、調査結果を公表し、報道の内容が事実であると認定した上で「極めて悪質で、道徳にも反する犯罪行為」としています。
また、タンクを洗浄したように装うため、偽の領収書も発行されていたということです。
当局は、違法行為に関わっていた運送会社など7社に対し、営業許可の取り消しや最大5000万円の罰金を科したほか、タンクローリー運転手の刑事責任を追及するとしています。
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