太平洋の島しょ国など18の国と地域でつくる「太平洋諸島フォーラム」の総会は、各国の首脳などが出席し26日から、トンガで開かれています。

国連のグテーレス事務総長は27日、演説し「太平洋地域に目を向け、科学に耳を傾けなければならない。これは異常な状態で、この海面上昇は、人類が作り出したものである」などと述べ、国際社会に対し、気候変動対策や島しょ国への資金支援の必要性を強調しました。

国連やWMO=世界気象機関は、27日、海面上昇に関する報告書を発表し、1993年から去年にかけての世界平均が9.4センチだったのに対して、太平洋の島しょ国のなかには15センチ以上の上昇を記録したところもあるとしています。

海抜が低く、サイクロンや洪水などの災害に頻繁にみまわれている国も多いことから、堤防の建設や土地のかさ上げなど気候変動への対策が課題となっています。

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