【北京、ソウル共同】北朝鮮北部での大規模洪水被害の発生から27日で1カ月となった。金正恩朝鮮労働党総書記は一部の被災者を平壌に避難させ、被災地を「農村文化都市」に再建すると豪語。韓国政府関係者は、首都から遠く統制が届きにくい被災地で混乱が起きないよう、金氏が「愛民指導者」の演出に腐心していると分析している。北朝鮮メディアは洪水による死者数を伝えていない。  27日の党機関紙、労働新聞は、金氏の指示で被災地から避難した子どもや高齢者が、博物館を訪れたりして「喜びに満ちている」と報じた。平壌への避難者は約1万3千人に上り、首都への人の出入りを厳しく管理する北朝鮮では異例の措置だ。


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