【バンコク=藤川大樹】フィリピン軍のブラウナー参謀総長と、米インド太平洋軍のパパロ司令官は28日、フィリピン北部パンパンガ州のバサ空軍基地を訪問した。同基地は「防衛協力強化協定(EDCA)」で指定された基地の一つ。中国が南シナ海で攻撃的な行動を続ける中、米比両国の連携を強調する狙い。  米比両国は2014年、フィリピン軍の能力向上や災害対応を目的にEDCAを締結。米軍は指定された軍事施設の利用や基地内での施設建設の権利、航空機や船舶の事前配備などが認められている。  現地からの情報によると、両氏はEDCA下で整備された施設を視察。視察では施設の改善や機能向上に焦点が当てられたといい、ブラウナー氏は「防衛能力を強化し、あらゆる安全保障上の課題に対応できるよう部隊を整えるという決意を示すものだ」と述べた。 

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。