ロシア中部のキーロフ州の知事は28日、州内にある石油貯蔵施設が無人機による攻撃を受けたと発表しました。

キーロフ州はウクライナとの国境からおよそ1200キロ離れていて、ウクライナのメディアは軍の情報機関の話として、キーロフ州への攻撃は初めてで、攻撃があった石油貯蔵施設は、ロシア軍に燃料を供給していたと伝えています。

これに対してロシア側も攻勢を強めていて、ウクライナのゼレンスキー大統領は28日、東部ハルキウ州のクピヤンシクの市街地にミサイル攻撃があり、複数の死者が出ているとしています。

一方、ロシアへの経済制裁が強まる中、ロシアの有力紙「コメルサント」は28日、中東のUAE=アラブ首長国連邦の銀行が中国から電子機器などを輸入するロシア企業との取り引きを停止し始めていると伝えました。

背景にはアメリカ政府が8月、ロシアの軍需産業を支援しているとしてロシアや中国、UAEなどの団体や関係者に新たな制裁を科していることがあり、銀行側が警戒しているものとみられます。

ロシアの友好国、中国の銀行もことしに入ってから相次いで取り引きを停止していてロシアへの締めつけが強まっています。

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