5日、バングラデシュ・ダッカでデモ行進する人たち(ゲッティ=共同)

 【ニューデリー共同】ロイター通信は29日、バングラデシュで政権崩壊を引き起こした7月以降の一連の学生デモを巡り、死者が千人を超えたと報じた。暫定政権高官の話としている。デモ隊と警察の衝突が激化し、政情不安が続いていた。  学生デモは当初、公務員採用の優遇枠をなくすよう求めていたが、次第に激化し、強権的統治を続けてきた当時のハシナ首相の退陣を要求。野党指導者や活動家も加わり、建物への放火など暴力的な反政府運動につながっていた。  首相公邸に市民数千人が乱入したことを受け、ハシナ氏は今月5日に国外逃亡を余儀なくされ、隣国インドに出国。首相を辞任した。


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