30日、ガザ南部ハンユニスにたたずむパレスチナ人=ロイター

【エルサレム=共同】パレスチナ自治区ガザで29日、病院に物資を輸送中の米支援団体「アネラ」の車列の先頭車両がイスラエル軍に攻撃され、地元輸送会社に関連するパレスチナ人4人が死亡した。軍は攻撃前に4人が武器を所持していると確認したと主張した。AP通信が31日伝えた。

アネラによると、車列がガザ最南部ラファに近いケレムシャローム検問所からガザに入った直後、略奪の危険があると主張して、4人が車列の先導を始めた。攻撃に先立つ軍の警告はなかったという。アネラのメンバーに被害はなかった。

支援団体や国連車両はたびたび軍の攻撃を受けており、4月には食料支援団体の車が攻撃され、メンバー7人が死亡した。

軍は31日もガザ各地への攻撃を続けた。ガザ保健当局によると、昨年10月の戦闘開始以降のガザ側死者は4万602人。

占領地ヨルダン川西岸ジェニンやトルカレムへの攻撃も続けており、地元当局によると少なくとも20人が死亡した。

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