◆1月の総統選で敗れたが、党は第三極として成長
台湾では与党・民主進歩党(民進党)と、対中融和路線の最大野党・国民党が政権を争ってきたが、柯氏が創設した民衆党はこの二大政党に不満を持つ有権者の受け皿として成長。柯氏は1月の総統選で敗れたが、同時実施の立法委員(国会議員)選で民進、国民両党がともに過半数に達しない中で8議席を獲得し、立法院でキャスチングボートを握った。 最近は最大勢力の国民党と連携し、法案審議を主導してきた。ただ8月以降、柯氏の総統選を巡る政治献金の不正会計疑惑が浮上し、世論調査で支持率が急落。29日には党主席を3カ月間、「休職」すると表明したばかりだった。民衆党は、政治とは無縁だった医師出身の柯氏に対する個人的人気から支持を広げてきただけに、党存続の危機につながる恐れも出てきた。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。