ヘリの墜落現場で進められた救助活動(5月20日)=Moj News Agency ・AP

【イスタンブール=時事】イラン国営メディアによると、軍は1日、ライシ大統領(当時)らが死亡した5月のヘリコプター墜落に関する最終報告書を公表した。濃霧を含む悪天候が主な原因と断定し、破壊工作などはなかったと結論付けた。

報告書によれば、軍と民間の専門家による調査では、機体の整備や補修は規定通り実施されていた。ヘリは事前に定められた経路を飛行し、エンジンや電子システムにも異常はなく、ライシ師ら犠牲者の検視でも不審な点は見つからなかったという。

ヘリはイラン北西部の山間部に墜落し、ライシ師やアブドラヒアン外相(当時)ら搭乗者全員が死亡。保守強硬派ライシ師の後任には、改革派のペゼシュキアン大統領が就任した。

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