インドネシアのバリ島では、インドネシア政府が主導する国際会議「インドネシア・アフリカ・フォーラム」が開かれていて、2018年に続き2回目となる今回は、ガーナやリベリアなどから初めて首脳が参加しました。

2日に開かれた会合で、インドネシアのジョコ大統領は、ウクライナや中東の情勢を念頭に「国際的な連帯が低下し、分断が拡大していることは非常に遺憾である。その結果、発展途上国が最も影響を受ける」と懸念を示したうえで、「発展途上国にとって、より公平で包括的な開発を達成するには、新たな方向性や戦略が必要だ」と述べて意義を強調しました。

インドネシアとアフリカの貿易額は年々、増加傾向となっていますが、インドネシアの貿易額全体のおよそ3%にとどまっています。

インドネシアは、食料やエネルギー分野などでアフリカと協力を進め、グローバル・サウスの一角として国際的な存在感を高めたいものとみられます。

アフリカ諸国をめぐっては、中国も今週「中国アフリカ協力フォーラム」を開くほか、インドなどほかのグローバル・サウスの国々も連携を強化しています。

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