繁華街のベンチに座っていた人たちが目撃したのは、突然目の前から姿を消す歩行者。女性が落下する瞬間でした。

事故が起きた現場はマレーシアの首都クアラルンプール。

かばんを持った女性が歩いていると突如、地面が陥没。タイルもろとも落下してしまったのです。

陥没の瞬間、ベンチに座っていた人も落ちそうになりましたが、ヘリに手をかけ落下を免れたかと思いきや、その直後に、再び地面が崩落。

しかし、何とかはい上がり、難を逃れることができました。

現場では、落下した女性の様子をうかがおうと周囲の人が心配そうにのぞき込んでいますが、そこには、何と深さ約8メートルもの深い穴が開いていたのです。

落下したのは、インドから来た48歳の観光客の女性。

当時、朝食をとろうと寺院に向かっていたといいます。

さらに、別の場所でも道路の崩落が発生し、市内では、こうした陥没事故が相次いでいるということです。

捜索には消防隊など約200人を投入。

現場からは女性のサンダルが発見されましたが、これ以上の捜索は危険と判断。捜索は打ち切られました。

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