ウクライナでは2日、各地の学校で新学年が始まり、このうち首都キーウの学校では式典が開かれ、一部の学年の児童およそ60人と保護者が参加しました。

式典ではまずロシアとの戦闘で亡くなった兵士や市民に黙とうをささげたあと、国歌を斉唱しました。

ステージでは1人ずつ児童の名前と紹介文が読み上げられ、中には戦争が終わることが夢だとする女の子もいました。

あいさつに立った校長は教育方針などを紹介したあと「ことしが勝利の年となるよう願います」と述べ、学校としてもウクライナ軍の兵士たちを支えようと訴えました。

3年生の女の子は「やっと友達に会えてうれしいです」と話す一方で、この日の攻撃について「少し怖かったけど親と一緒だったので大丈夫だと思いました」と話していました。

また37歳の母親は涙ぐみながら「攻撃のあとに子どもたちを学校に送り届ける準備をする毎日です」と、つらい心情を訴えた一方で「ウクライナに残るという決断をした以上は、ほかに選択肢はありません。ここにとどまり、国を助けなければなりません。子どもたちもそうしなければならないのです」と話していました。

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