5日、米東部ペンシルベニア州ピッツバーグ近郊の空港に到着したハリス副大統領(AP=共同)

 【ワシントン共同】米大統領選の民主党候補ハリス副大統領(59)は5日、共和党候補トランプ前大統領(78)との初の直接対決となる10日の討論会に向け、激戦州の一つ東部ペンシルベニア州ピッツバーグで「合宿」(米メディア)に入り、準備を本格化させた。同じく激戦州の南部ノースカロライナでは6日、全米に先駆けて郵便投票用紙の発送が開始。有権者の早期取り込みへ両陣営とも郵便投票の利用を呼びかけている。  11月5日の投開票まで2カ月。米メディアによると、ハリス氏はペンシルベニア州フィラデルフィアで開かれる討論会直前までピッツバーグに滞在する。現地で有権者とも対話しながらメッセージをどう打ち出すか検討する。  6月の前回討論会では当時民主党候補だったバイデン大統領(81)がワシントン近郊の大統領山荘で集中的に準備して臨んだものの精彩を欠き撤退に追い込まれた経緯がある。ハリス氏は7月21日に出馬表明して以降、正式な記者会見を一度も開いておらず、討論会の出来が終盤戦で勢いを維持できるかどうかの試金石となる。


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