タリバンの暫定政権の法務省は先月21日、女性に対して公の場で全身や顔を布で覆うことなどを義務づけ、大きな声で話したり歌ったりすることなどもを禁じる新たな法律を発表しました。

この法律について国連の安全保障理事会の12の理事国は6日、共同声明を発表し「タリバンによる女性に対する抑圧を最も強い言葉で非難する」としたうえで、「女性の人権と基本的自由の享受を制限するすべての政策と慣行を速やかに撤回するよう求める」と訴えています。

またタリバンの暫定政権が、先月から、国連の特別報告者の入国を禁止する措置をとっていることについても、「憂慮すべき事態だ」として、国連の任務を遂行できるようにするよう求めています。

国連の安全保障理事会では、去年4月、日本が主導してアフガニスタンで女性が平等で安全に社会に参加できるよう求める決議を全会一致で採択しています。

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