エッフェル塔に設置されたオリンピックのマークを、大会後も残すと表明し物議を醸したパリ市長が、今度は空に浮かぶ聖火台も残したい意向を表しました。
パリオリンピック、パラリンピックの聖火台は、直径約23メートルの気球型で、ルーブル美術館近くのチュイルリー公園に設置されています。
大会期間中は、夜になると60メートルの高さに浮かび、パリ市民や観光客を魅了しています。
パリ・イダルゴ市長:
私はパリ市長として、聖火台を残すために政府と協力する用意があります。
イダルゴ市長は6日の会見でこのように述べ、チュイルリー公園を管轄する国に対して、聖火台を残す決断を、早く下すよう迫りました。
一方、エッフェル塔に設置されたオリンピックのマークを、大会後も残す考えを示していた市長はm「残すのは次期ロサンゼルス大会の2028年まで」と述べました。
パリ・イダルゴ市長:
2028年ロス五輪まで五輪マークをエッフェル塔に残し、パラリンピックマーク(アギトス)をシャンゼリゼ通りに残す、それが私たちの提案です。
設置期限に言及するのは初めてで、エッフェル塔の設計者の子孫などから相次いだ反対意見に配慮を見せた形です。
オリンピックマークは重さが30トンで、長時間の設置に耐えられないため、塔の前にあるイエナ橋に移され、エッフェル塔には新たに軽いものが掲げられるということです。
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