北朝鮮 建国記念日を前に 東南アジア各国に代表団を派遣

北朝鮮のパク・サンギル外務次官が率いる代表団は、経由地である中国の首都・北京の空港に到着しました。

複数の外交筋によりますと、代表団はこのあと、ベトナムやインドネシア、それにタイなど東南アジアの各国を訪れ、政府高官らと会談する予定だということです。

また、ブルガリアなど東ヨーロッパの友好国にも別の代表団を派遣しているということです。

北朝鮮のキム・ジョンウン（金正恩）総書記は、ことしの外交方針を示した演説で日米韓3か国への対抗を念頭に友好国との関係強化を指示し、ことしに入り、軍事協力を深めるロシアのほか、イランやモンゴルなどにも代表団を派遣しています。

北朝鮮では9日、建国記念日となります。

国内では祝賀行事も開かれる中、良好な外交関係をアピールする構えです。