【ナイロビ共同】パリ五輪のマラソン女子に出場したウガンダのレベッカ・チェプテゲイ選手(33)に暴行して焼死させたとされる元パートナーの男が9日、入院先のケニアの病院で亡くなった。10日、ロイター通信が報じた。地元人権団体からは「男が自らの行為を省みる機会が失われた」との声が上がった。  チェプテゲイ選手は8月11日に行われたマラソン女子で44位だった。今月1日に男にガソリンをかけられて火を付けられ、大やけどを負い、5日に死亡。男自身もやけどして治療を受けていた。事件前、2人はケニアにあるチェプテゲイ選手の自宅の土地を巡って争っていたとされる。  ロイターによると、今回の事件が発生したケニアでは2021年にも女子選手が刺殺され、夫が殺人容疑で訴追された。人権団体は、ケニアでは女子選手が獲得する賞金目当てに男性による搾取や暴力が起きるリスクが高いと指摘している。


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