ベトナム北部では今月7日に台風11号が直撃したあと雨が降り続いており、各地で土砂崩れや洪水などが相次いでいます。
国営メディアによりますとこれまでに152人が死亡し100人以上の行方がわからなくなっているということです。
ベトナムにある日本大使館によりますと、これまでに日本人が被害に巻き込まれたという情報は入っていないということですが、首都ハノイでは市内を流れる川の水位が急激に上昇しており、地元当局が氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。
また、ベトナムにはおよそ2000社の日系企業が進出しているということですが、工場が浸水したり、停電で生産ラインが止まったりして、これまでに製造業を中心に少なくとも44社に影響が出ているということです。
ベトナムに駐在する伊藤直樹大使は「一刻も早く日系企業が工場を復旧できるよう、ベトナム政府にも引き続き対応を要望していく」と述べたほか、大使館としても現地に住む日本人や旅行者に向けて注意を呼びかけるとともに情報収集を続けることにしています。
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