現地の消防当局やメディアによりますと、カリフォルニア州南部では各地で森林火災が発生し、この数日で東京23区の面積の60%余りに相当する、4万ヘクタール以上が焼けたということです。

このうちロサンゼルス近郊では8日に起きた森林火災が熱波や風、それに乾燥した気候の影響で急速な勢いで燃え広がり、10日から11日早朝にかけて延焼面積は12倍余りに拡大しているということです。

ロサンゼルス・タイムズによりますと一連の森林火災で消防士を含む少なくとも13人がけがをし、30棟余りの住宅が焼けたほか、およそ2500の建造物に火災の危険が迫っていて、カリフォルニア州は一部の地域に非常事態宣言を出して対応にあたっています。

ロイター通信によりますと、ことしカリフォルニア州で発生した森林火災による延焼面積はすでに去年の2倍以上になっているということです。

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