米大統領選に向けて10日に放映されたテレビ討論会の全米での視聴者数が推定6710万人を記録したと、米調査会社ニールセンが11日に発表した。前回6月の討論会を上回り、今年の大統領選では最も視聴されたイベントとなった。

 発表によると、討論会の様子は主催者であるABCニュースをはじめとする17の放送局で生中継された。6月に実施されたバイデン大統領とトランプ前大統領の2人による討論会(推定5130万人)を約31%上回る視聴者数となった。

 近年では、2016年にトランプ氏と民主党のクリントン氏による初の討論会が推定8400万人の視聴者数を記録したことがある。また2020年のバイデン氏とトランプ氏の初の討論会も、推定7310万人が視聴した。今回は、こうした記録には及ばなかった。

 ただ米紙ニューヨーク・タイムズによると、ニールセンが発表したデータには、インターネット上でのSNSやストリーミングでの視聴者は含まれていないという。(ワシントン=高野遼)

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