イスラエル軍 ガザ地区の学校を空爆
イスラエル軍は11日、ガザ地区中部ヌセイラトにある学校がハマスの拠点として使われていたとして、空爆したと発表しました。
イスラエル軍は民間人の被害を減らすため、精密兵器を使い、上空からの監視など必要な措置はとったと主張しています。
地元メディアなどによりますと、この空爆によってこれまでに学校に避難していた住民少なくとも14人が死亡し、けが人もでているということです。
現地の保健当局は、これまでにガザ地区では4万1084人が死亡したと発表しています。
ヨルダン川西岸でも攻撃続く
イスラエル軍はガザ地区への攻撃に加え、ヨルダン川西岸のパレスチナ暫定自治区でも攻撃を続けています。
11日には、北部のトルカレムで武器を製造していた作業場を破壊したほか、空爆で戦闘員5人を殺害したなどと発表していて、パレスチナ側への軍事的圧力を強めています。
UNRWAスタッフ6人死亡
パレスチナ難民を支援するUNRWA=国連パレスチナ難民救済事業機関は11日、イスラエル軍によるガザ地区中部にある学校などへの空爆によりUNRWAのスタッフ6人が死亡したと明らかにしました。
UNRWAは、去年10月にイスラエルとイスラム組織ハマスの戦闘が始まって以降、これまでに200人以上のスタッフが死亡していますが、一度に犠牲になった人数としてはこれまでで最も多いとしています。
国連のグテーレス事務総長は11日、SNSに投稿し「受け入れられない。このような国際人道法の大規模な違反は、いますぐ止める必要がある」と非難しました。
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