ロシア中央銀行は13日、金融政策を決める会合を開き、政策金利を18%から19%に引き上げることを決めました。

利上げは、ことし7月に続くものです。

ロシア中央銀行はことしのインフレ率が、7月時点の見通しで示された6.5%から7%という水準を上回る可能性が高いとしていて、追加的な金融政策の引き締めが必要だと説明しています。

また、製造業を中心にかなりの労働力不足が続いているほか、賃金の伸びはこの数か月で減速しているものの依然として高止まりしていると指摘しています。

ウクライナへの侵攻が長期化する中、ロシア国内では軍需産業での雇用の増加などで人手不足が深刻になっており、それに伴う人件費の上昇などが物価を押し上げている形です。

ロシア中央銀行は今後、インフレを抑えるためにさらなる金利の引き上げを検討する考えも示しました。

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