パレスチナのメディアは14日、イスラエル軍がガザ地区北部のガザ市で住宅を空爆し、女性や子どもを含む住民10人が死亡したと伝えました。

ガザ地区の保健当局は、これまでの死者が4万1118人にのぼったとしています。

一方で、イスラエル軍は14日、隣国のレバノン側からおよそ50発の発射体が確認され、その一部を撃墜したほか、残りは空き地に落ちたと発表し、今のところ、けが人は確認されていないとしています。

イスラエル軍は、ヒズボラの攻撃拠点などに空爆を行ったと発表していて、イスラエル軍とヒズボラとの間では、連日攻撃の応酬が続いています。

イスラエル軍は、レバノンでの地上作戦を想定した訓練も実施していて、今週、訓練を視察したガラント国防相は「ガザ地区での作戦は完了に近づき、軍の重心はレバノン側に向いている」などと述べ、さらなる軍事行動も辞さない構えを示しています。

イスラエルメディアは、アメリカの特使が来週初めにもイスラエルを訪れ、ヒズボラとの間の戦闘について協議すると伝えていて、紛争の拡大を防ぐことができるか焦点になっています。

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