【北京=共同】中国国務院(政府)関税税則委員会は、台湾から輸入する果物や野菜、水産品をはじめ一部農産品への関税免除措置を今月25日から停止するとの公告を出した。中国財政省が18日発表した。
習近平(シー・ジンピン)指導部は、台湾独立派と見なす民主進歩党(民進党)の頼清徳(ライ・チンドォー)政権に経済面で圧力をかける狙い。
財政省は発表で、中国大陸からの輸出品に対し「台湾が一方的に差別的な制限措置を取り、両岸(中台)の経済貿易の協力を深刻に妨げている」と指摘、対抗措置と位置付けた。
中国政府は5月、台湾から輸入する機械や化学製品などの134品目に対する関税優遇措置を停止すると発表していた。
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