サウジアラビアのムハンマド皇太子(ロイター=共同)

 【イスタンブール共同】サウジアラビアの実権を握るムハンマド皇太子は18日、パレスチナ国家が樹立されなければ「イスラエルとの国交樹立はないと断言する」と述べ、パレスチナを支える姿勢を鮮明にした。国政助言機関、諮問評議会で演説した。ロイター通信は、バイデン米政権が仲介する両国の国交正常化交渉に遅れが出ていると報じた。  皇太子は演説で、イスラエル軍のパレスチナ自治区ガザへの攻撃に関して「パレスチナ人に対する犯罪行為を強く非難する」と強調。パレスチナ国家樹立に向け「努力をやめない」と表明した。


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