【ジュネーブ共同】スイス西部ジュネーブの国際赤十字・赤新月博物館で19日、広島の被爆者の遺品を復元した彫刻作品「伸ちゃんの三輪車」の常設展示が始まった。作品は国際非政府組織(NGO)、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)が博物館に寄贈した。  復元された遺品は、広島市の原爆資料館の代表的な展示である鉄谷伸一ちゃんの三輪車。伸一ちゃんは3歳だった1945年8月6日、爆心地から1・5キロの自宅前で、三輪車で遊んでいる時に被爆。全身にやけどを負い、その日の夜に死亡した。  作品は、ICANから委託を受けた日米のアーティストらが2022年に制作した。


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